働かない働きアリ

色々発信したくなった強欲者のブログ。自分の考えを沢山の人と共有できたらと思ってます。

自分を出していくということ

就職してから割と感じていることがあるのでこのタイミングで文字に起こしてみようと思う。


年上とか役職が上の人間に対する態度について。


私は割と我が強い方で
「上司にはもっと敬意を払うべきだ」とか
「若いうちは大人しく従っておくべきだ」
などと釘を刺されることが時折ある。
が、正直なところそんな意見真に受けてないし、クソくらえくらいに思ってる。

(誤解してほしくないが、別に目上の人に敬意を払っていないわけではない。
自分が尊敬するに値する人だと思う対象には敬意を持って接するのは他の人と同様だ。
違うのは役職が上だからといって四六時中ヘコヘコしとけばいいと思っていないところにある。)

儒教思想に根ざした日本人は年上の人や役職付きのいわゆる「偉い人」に無条件で敬意を払う傾向が強いと思う。

(※海外には住んでいないので日本以外のことは知らない。
が、敬語という文化もあることから日本人は肩書きに弱いという感覚に同意する人は一定数いるだろう。)

この「偉い人」に無条件で敬意を払う行為には問題点があり、近年の日本経済の停滞に少なからず寄与しているように考える。

・「偉い人」は褒められるので何も成し遂げていなくても自分が凄い人間だと錯覚する
・「偉い人」は失敗しても周りが太鼓持ちしてくれるので危機感を持たない、自らの行為を顧みない

記事を執筆する際、私は前職の無能だった〇〇部長とか〇〇本部長を頭に浮かべていた。

前職の部長クラスや経営陣などはこの「偉い人」の特性にマッチしており、プライドだけ肥大化している人が多かった。
適当な発言をしても部下はそれを追求せず、黙って従うので方針に統一性が出ない。
たまに下から案が出ても怒鳴りつけて握りつぶしてしまうので誰も発言しなくなる。
それでも部下は表面上「偉い人」を持ち上げるので「偉い人」は反省しない。

結果資金を溶かしながらお粗末なプロダクトを量産し、競争力を失っていく負のループを繰り返すという流れが前職における事実だ。
ちなみに前職は売上数千億円の大手老舗メーカーであり、所属部署は新規製品の開発を行っていたが、四半世紀開発を続けて全社売上の1%以下しかない有様だった。利益についてもお察しの通りである。
主力製品市場も新興国が低価格高品質の製品を開発してきており、年々競争が激しくなっているようである。
有価証券報告書を見れば現況は明らか。)


話がそれたが、これらから得られる教訓としては謙虚になれということに尽きるだろう。
現状の肩書きや評価に満足せず、人の意見を甘んじて受け入れさらなる改善に尽くす。


今はネットで忌憚のない意見を簡単に得られるから自分の正しい立場を理解しやすくて本当にいい時代だ。